映画「ニンフォマニアック vol.1」の感想です(vol.2も含めてネタバレ有)
→vol.2の感想
たまたま通りがかった映画館で上映するということで、ポスターとタイトルに惹かれて観ることにしました。
Vol.2の日本公開に合わせて1・2と連続で公開していたので、10分の休憩を挟んでの連続視聴となりました。
ちなみにR-18で性的描写があるためか、「女性専用列」が設けられていました。男性が隣り合わないような配慮だったようですが、私が観た日はレディスデーだったのもあって男性は1割程度、密度も低く隣に誰もいない快適な状態での視聴となりました。
視聴前の情報としては「色情狂の女性が自分の半生を振り返る」。
セリグマン宅で語る「現在」と、ジョーの「過去」を往復しながら話は進みます。
ジョーの過去は幼少期から時系列に沿って語られます。
母親に対して否定的で父親との思い出が多く語られる幼少期。
ジョーが色情狂になったのは父親からの性的虐待で……というベタなことを考えていたのですが、特にそんなことはなかったので安心したような裏切られたような気分になりました。
ただ、これは「ジョーが色情狂なのは彼女の素養で、周囲の影響ではない」という表現なのだと思います。彼女が根っからの色情狂ではないことの証明ですね。
3+5や車の駐車のように、映像と図を重ねる表現が印象的でした。
特にvol.1では魚釣りやオルガンに性を例えるのでコミカルで、やっていることに対して明るい印象を受けます。
視聴後にレビューサイトを軽く見て回った感じだとミセスHとのあのシーンが笑えた、という感想をちょこちょこ見かけたのですが、私はあまり笑えなかったです。
若いジョーはステイシー・マーティン氏、現在のジョーは「メランコリア」でクレア役だったシャルロット・ケンズブール氏。
vol.1は明るい印象を受けたのですが、それはステイシー氏の若く美しい身体のお陰もあるのかなと思いました。
vol.1の感想は以上。
ちなみにエンドロールではvol.2のシーンが断片的に流れるのですが、ジョーがベビーカーを引いている映像が出てびっくりしました。
え?子供作ったの?育てられるの?マジで? ――などと思いながら、vol.2に続きます。