はじめてのドラゴンクエスト
幼少期~学生時代にあまりゲームをせずに生きていたので、同世代の人間がプレイしたゲームをほとんど遊んでいない。
ドラゴンクエストも一切触れたことがないゲームだったけど、色々な縁が繋がったのでプレイを開始します。
DQ11は2017年発売のゲームで、Switch版(S)は2019年発売の模様。
グラフィックの良さは流石の一言。人物造形はマンガチックだけど厚みがあって、家などの実在感も強い。
ディティールも細かいし、ジャンプで乗れるアイテムも多め。隅々まで眺めていて楽しい感じ。
ストーリー:船入手まで。無口主人公で物語をどう展開するのか興味がある
現状は船を入手したところまで。仲間でいうと、カミュ・セーニャ・ベロニカ・シルビアが加入した。
私の勝手なイメージで、DQシリーズは割と王道のファンタジー物語を展開している気がしていた。今のところはおおむね想像通り。
それより気になっているのは、主人公が会話をしないタイプの作品でどうやって物語を進めていくのか。
主人公が勇者の子で特別な力があって…という話だけど、作中では主人公は喋らない。主人公が人間性を出さないタイプの作品に触れた経験が少ないのもあって、喋らない人間を中心に据えてどうやって話を動かすのかは気になっている。
話は動かせるだろうけど、個性があって喋る人間がいた方が楽しいんじゃないの?という疑問です。主人公が没個性無口系であることがどういう意味や価値になるのかは気にしておきたい。
システム:ターン制バトルはやや退屈、とはいえ問題なく快適なプレイ感
ゲーム再開時にあらすじが出るなど、かなり親切な作り。
コンフィグも充実しているし、ゲーム開始前に一通りのコンフィグが出来るので、不便を感じる前に自分の好みにゲーム環境を整備できるのも地味に嬉しい。
反面、バトルは退屈に感じている。
特筆事項のないターン制バトルで、伝統的で安定の…とは思うものの、楽しいか楽しくないかでいえば楽しくはない。
とはいえターン開始時にコマンド選択ではなく、自分の手番でコマンド選択をする方式のおかげで、味方の行動を当て込んでコマンドを選んだのに空振り、みたいなことは少なくストレスは無い。
混乱時のダンスが全員違うなどの工夫があること、味方は自由に戦場を移動できることなど、バトルシーンの撮影をしたい人は楽しめそう。私がそのへんに興味がないのも退屈に感じる一因かも。
その他:ヨッチ族の存在がいい感じ
サブクエスト感のあるヨッチ族はシリーズ伝統のキャラか何かかな。
私はシリーズ伝統のサブクエスト・サブキャラ・マスコット類はどんなものでも嫌いなことが多い。シリーズ開始時と現在では作品の雰囲気が違うのでそぐわない場合が多いし、特に今はゲームハードの進化に伴ってキャラクターの頭身が上がったこともありビジュアル面でも世界観が違うと感じられることが多い。
悪い例で言うとテイルズシリーズのねこにん・ワンダーシェフが筆頭で、終始シリアスなテイルズオブベルセリアでもこいつらがいるのは本当に嫌だった。
ただ、本作は比較的マンガチックな人物造形が多いので、ヨッチ族の存在もそこまで浮いていなくて印象が良い。
現状、いてもいなくてもどっちでも良い寄りではあるものの、この手のシリーズお約束っぽい謎存在が浮いていないのは貴重だと感じられるのでそこは嬉しい。
キャラクター造形のおかげなんだろうけど、地味に世界観の許容度が高いのが良いっすね。それでいてシルビアが男性だと断定されないなどの現実の今に即した要素もあり、本当に隙のない作品だな~という印象。