シャリーのアトリエPlusの感想です
シャリステラでクリア、シャルロッテはプレイ途中
まず前提として黄昏シリーズの三作目、最終作という扱い。アーシャ→エスカロジー→シャリーという流れですね。
アーシャはプレイ途中まで、エスカロジーは両方でクリアしています。
『黄昏』という言葉がシャリステラだと特に頻出なので、前作もプレイした方が良さそう。
●世界観
シャリステラだとかなり厳しい世界観なのに対して、シャルロッテだとあまりその感じが出ていない。
普段のアトリエっぽいのはロッテ、黄昏シリーズとして見るならステラ。私はステラの時の方が好き。
●ストーリー
ステラとロッテでサンドラゴン討伐あたりまでは別、それ以降、特に仲直りしてからはほぼ同じで一本道。
ロッテについては序盤が何をすれば良いのかよく分からない感じもあった。
黄昏についてのストーリーは特に解決はしていないというか、将来的には解決するかも? という程度でステラの村の根本的解決ができていないので、そこのズレはどうするつもりなんだろう。
一番良かったシーンは仲直りのところで、「特別じゃない」と気付くシーン。
●調合システム
終盤、いろいろ出来るようになってくると途端に面白くなってくる。
投入順番とかを試行錯誤しているだけで楽しい。
●時間経過
今回は日時が一切なかったので、やりたいことを好きなだけ出来る仕様。
いつまでに何をする、という制限も一切ないので、サンドラゴン来た!という時でものんびりする余裕があったのはどうなんだろうという気もする。
時間経過がシビアじゃないのは安心してプレイできて良かったけど、世界観的には時間制限はシビアなくらいでちょうどよかったと思う。ステラルートをやっていると特に「そんな悠長な」という気持ちになってしまう。
時間帯の問題で入れない店や入手できない素材が…というのは一切なくて、そこはストレスがなく本当に良かった。なので、今回の制限がないのが良いのか悪いのかは判断がつかない。
●ライフタスク
色々出てくるけど、メイン以外はやらなきゃダメってこともなく。
人物系だけイベントに絡みそうだからやって、効力系は面倒なのでやらなかったです。
やりこみ要素として考えるならもっと多くてもよかったのかなぁ、という気がしないでもない。やる気システムについてはよくわからないです。
●バトル
一番易しいストーリーウォッチモードなのでかなり平和な感じ。
敵もシンボルエンカウントなので、やろうと思えば避けて通れるのもありがたい。
ただ、終盤、未踏の地を移動中に突如として出てくる強ドラゴンには参りました(勝てなかった)
勝てなかったことそのものは別にいいんだけど、シンボルに当たらずとも通りがかったら強制で戦闘になること、それでいて負けたらゲームオーバーでスタート画面に戻されるところは解せなかった。あれは何…?
ただ、他のところは不満は無いです。
●グラフィック
イラストの雰囲気を損なわないところがすごくよい。武器も着けかえれば反映されるところが良い。
細かい話をするとエスカの胸の影の入れ方が変な感じでおっぱい感が薄くて魅力が薄れているような気がする。具体的には戦闘でエスカでとどめを刺してからのリザルト画面のエスカ乳が…。
胸の話ばかりで申し訳ないがロッテの胸が揺れすぎて気になる。
ほかは特に気になることもなく可愛かった。
●ステラとロッテの扱いの差
立場が違うので、というのはあるにしてもステラとロッテの差が大きいなぁ、というのは感じる。
序盤こそステラの方が冷遇される、というよりも外の人扱いされる感じなのでステラ<ロッテかと思いきや、最終的にはステラ>>ロッテくらいになってる。
最初の位置からステラが相対的に上がっているというのはもちろんあるんだけど、それ以外のところでそれを強く感じたのが、中盤以降でロッテの家で調合・セーブができなくなるところ。
お母さんがいるから調合は…みたいな言及も一切なく「船でやろう!」になっちゃうのは完全に意味が分からないし、セーブくらいはさせてくれとしか思わない。
なのでロッテ側で進めていくと、肝心の調合が他人の船でしかできなくなるのでなんとなく肩身が狭い気分になってしまう。
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総合的に見て面白かったし、「黄昏」シリーズの暗めの雰囲気を持っているところも良かった。
シナリオ的にはっきりしなかったところと、ヒロイン二人の立場が違い過ぎるところだけが気になるところ。