るーむ私記

プライベーーートなブログです

【ハーヴェステラ】もっと白くしたい

 ハーヴェステラ プレイ日記です

 2章まで(体験版)

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 積みゲーを増やしたくないと思っていたので新作ゲームの情報は入れていなかったけど、ニンテンドーダイレクトの情報を後追いしていたら激烈に好みだったので体験版プレイ。


 好みだった要素は「生活ができる」こと。農耕、食事(作って食べる)、クラフト、季節が関わる あたり。
 要素を見た時に感じたのはアトリエシリーズっぽいな~ということ。これはあまり大きく間違った考えではなかった気がする。


 キャラメイク要素は薄い。性別・名前・髪色・肌色・ボイス・立ち姿が選べるけど選択肢は少なめ。
 性別:ニュートラルがあるのが嬉しいですね!
 ただ、性別を男にしても主人公の外見は女性と変わらない模様。女性装なだけじゃなく体型も変わらなかった気がする……これはどういうアレなんだ。
 それでいて声はタイプ1がしっかり男声、タイプ2はしっかり女声。口調の差分はなし。

 これは気になるけど世界観的に『そう』とか、クリアすると分かるタイプの引っ掛かりかもしれないので一旦スルー。私はキャラメイクができるゲームで男性の容姿のプレイヤーキャラは基本選ばないので、私的には問題なし。


 それよりも嫌だったのは、肌色を一番薄くしても色が濃く見えるシーンが多いこと。
 具体的には横顔~やや後ろから主人公(デフォルトネーム:アイン)を見ると、髪などの影が落ちて肌色がかなり濃くなる。リアルっちゃリアルかもしれないけど、そもそもグラはリアリティ追求系ではなくある程度はデフォルメされた可愛い女の子志向のゲームで、しかもプレイヤー自身に肌色を選ぶ権利も与えているのだから、プレイヤーが選んだ肌色を見せる方向であって欲しかった。
 私はキャラクターの肌の色に強めのこだわりがあるから特に強く思った。肌色が濃く見えすぎる点が、体験版を通しての一番大きい欠点とも感じている。

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※こう書くと差別主義っぽくてメチャクチャ嫌だけど、あくまで架空のキャラクターの容姿では色白が好きってだけです



 グラの話をすると、2Dイラストの可愛くて繊細なところが好き。
 特に良いのが、服装がちゃんとしていること。

 本作はメインキャラクターが若い女性に偏っていて、主に可愛い女の子を見ながらプレイしたい人向けに作られたゲームだと思う。
 ただ、服装や髪型が華美すぎる者がいない。クレアも医師業の邪魔にならない程度の服装だし、アリアも鎧の下に着るならこの程度かなという服装。主人公も多分この世界的には「普通の」服なんだろうな~という感じがするのが好き。
 理由もないのに臍とか横・下乳とかが出ているとプレイ中の意識の妨げになるので、そこはかなり嬉しかった。本人の性格と職業に合った服をみんな着ている。

 2章までの舞台となるレーテの村は多分ある程度田舎だしね。これから華美な服装の者が出るかもしれないけど、それならそれでちゃんと理由があるんだろうと期待できる。

 好みじゃなかったポイントを挙げるなら、武器屋の店主の2Dイラストがイマイチだった。

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 3Dモデルや声・口調的に「かっこいいお婆さん」キャラなのは分かるんだけど、2Dだと「若い顔に皺を描き足した」っぽくなっていてお婆さん感が薄いのは残念。
 本作はメインキャラが若い可愛い女の子揃いになりそうな作品で、メインキャラにない性別や年齢幅はサブキャラで補っていく考えだと思う(リフォーム屋のやけに色気のある男性とかもそう)なんだけど、だとしたらもっとお婆さんらしい顔立ちにして欲しかったな~と思っている。かっこいいお婆さんは私も好きだしね。メギド72のアルマロスとか。

 それ以外は特に不満無し。
 2Dイラストもお婆さんを除いてクオリティは高く、特にイベントパートでの顔グラの豊富さは気に入っている。

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↑この顔があるのは特に良い

 ゲーム内での体験や季節をモチーフにした雰囲気は全体的に牧歌的だけど、魔族の雰囲気などの近未来SFっぽさも取り入れられているのが良い。

●生活シミュレーション

 家の前に農場、家の隣に牧場(おそらく)、自宅内に調理場とクラフト用作業台と欲しいものは大体全部ある。
 2章までだと調理場がギリギリ作れた程度で、まだ料理の真髄は楽しめていない気がする。牧場は畜肉が得られるのかどうかも興味がある。モンスターから肉が取れるから牧場はミルクと卵だけかな。

 耕した土も数日なにも植えずにいたら元の土に戻る=耕し直しになるので、種を蒔く時は同じ場所には蒔き続けない方が良いかもしれない。

 ややストレスが溜まるのが、手持ちアイテムの切り替えについて。

 手持ちの道具(クワ、ジョウロ、ハンマーなど)は画面左下に表示されるんだけど、切り替えにはコントローラー右上のZRボタンを使うのが直感的ではないな~と感じる。

 画面配置的に問題はないので、LRで手持ちアイテムを切り替えられた方が便利そう。

 シミュレーション要素は今のところ、独自性はそこまで強くない。逆に欲しかったものは大体あるので期待通りとも言える。ファストトラベルもあるしね!
 今思ったけどジョウロの水汲みがない・そもそも「ただの水」がアイテムとして存在しないのは生活シミュレーション的に珍しいかもな。アトリエシリーズでもStardewValleyでも、生活をするゲームの1日って水汲みから始まると思っていたから……。

 となるとこのゲーム、水の存在感が希薄なんですね。

 プレイ中も井戸がないな~とはうっすら思っていたけど、ただの水・飲用水がない。ジュースとかミルクがあるので液体の概念はある(それはそう)。
 単純に水汲みは要素として不要だから省かれたと見て良さそう。素材として水が存在することをコストだと判断したんでしょうね。

●ダンジョン探索

 初回プレイでは迂回路を回りながらクラフトで道を突破し、梯子をかけてショートカットを作る感じ。ファストトラベルもあるので、ダンジョンをゲーム内である程度日数をかけて攻略していくことになりそう。

 グラフィックは今のゲーム機の水準並みかと思う、特にストレスはない。

 道端のキノコなどは結果は決まっていて出現位置も変わらないので、食べるかどうかの正解は決まっていると見て良さそう。一応どれも実行する/しないにメリットとデメリットがある選択肢(時間はかかるけど回復する、体力を失うけどアイテムを得るなど)だと思うので、その時々で選択すれば良いとも思うけど、その割には選択前に得られるメリット・デメリットが不明なのはどうなんだろうな~~とも思う。

 何が起きるか分からないワクワク感の演出で面白いと思う一方、これがトドメでHPがゼロになったら嫌だろうとも思う。そもそもそんなHPカツカツで冒険することはないだろうけど。
 選択の結果でアンフェアなことは起こっていない。大丈夫そうなキノコを食べてダメージを食らうことはあったけど、大丈夫そうでも食べちゃダメなキノコは現実にも存在するからそこはあまり引っかからなかった。選択に対して強い違和感があることが起こらなければ別に良いかな~という感じ。一発即死選択肢が今後出たら怒る。

●戦闘

 戦闘はリアルタイムアクションの、よくある感じ。

 今のところは敵の後追いが短く、囲まれても振り切って逃げるのも難しくない印象。特にメイジだと、敵に気付かれずに初撃を当てやすいのも助かる。
 敵のステータスや弱点はチェックしにくい。バトルシーンで表示されず、図鑑には登録だったはずなので、初見ではとりあえず攻撃を当てまくって倒す必要があると思う。物理or魔法が効かないタイプが出てきたらかなり厄介だぞ……。

●ストーリー

 まだ分からない、というのも大きいけど今のところは不満はない。
 村長が遠見の丘の家を主人公に預けてくれるのはご都合感があるもののゲームだしな~~……と思っていたら、ここも何か事情がありそうな雰囲気があったのは良かった。
 クレアが正ヒロイン的な関係? と思ったけど日々の仕事があるからたまに様子見+差し入れをくれる程度でほどよい距離感なのも嬉しい。主人公や物語のためにキャラクターを動かしているのではないと感じられる。

 その分急に現れたユニコーンは何?という感じではありますが……これはいずれ伏線回収されるでしょう。



 言ってしまえば「よくある」感じのゲームで、斬新さ・目新しさは特にない。
 ただ、この手の生活シミュレーションとしてはパーフェクトに近く、生活シミュレーションを求めている人にとっては過不足なくやりたかったことが出来るゲームだと思う。

 一部グラフィック・システムに不満はあるけどほぼ支障なく、手堅い良作になりそう。発売日がとにかく楽しみ。