るーむ私記

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【Ever17】ココ編途中までの考察〜ハイバネーション装置の活用法


Ever17 プレイ日記です。

・ココ編5月3日
朧月贖罪までの考察





 元々知っていたネタバレとして「少年視点と武視点は時間軸が違う」というのがあり、そうなると当然少年視点での各人物と武視点での各人物は別人と考えるのが自然なのに、少年視点での少年が武視点での少年と違う容姿で物凄くビックリした!
 確かに指の欠損とかヒントはあったのか……この事実が判明してから思えば、少年視点での名前決めの時にどの選択肢を選んでも却下されるのも、金髪の容姿に対して和名が釣り合わないからと考えることもできるのかな。

 にしてもこのせいで沙羅と少年視点の少年の容姿が離れちゃったので気になる。これはいいのか?

 時間軸の違いについてはほぼ確実に武→少年で時間が動いていると思っている。
 もっと言うと武視点の出来事が2000年、少年視点の出来事が2017年。少年視点で語られる「17年前の事故」が武視点での出来事。

 ……だとした場合も謎はまだ深い。
 今のところの私の考察は以下の通りです。

・時間軸は武視点(2000年)→少年視点(2017年)

・いずれの視点でも、つぐみは同一人物(クヴァレのキャリア)
 →つぐみはライプリヒ製薬の目論見に気付き、阻止するために少年視点(2017年)にLeMUを訪れた

・武視点の事件で空はLeMUと共に沈没したため、少年視点での空に武視点での記憶はない

・武視点での少年(茶髪)と少年視点での少年(金髪・沙羅の兄)は別人。血縁等の関係もなく、少年の立場が各視点で揃っているのは偶然

・いずれの視点の場合も武の立ち位置は不明

・少年視点での優(田中優美聖【秋】香菜)は、武視点の優(田中優美聖【春】香菜)のクローン
 →空が話していた、「体外受精した受精卵を母体に戻して出産された胎児」が少年視点での優(田中優美聖【秋】香菜)
 →父親が34年前・母親が14年前に死亡・田中ゆきえ(仮)の「お腹を痛めて産んだ子」のすべての要件を満たすにはこれしかない

・ココは武視点時点では生きていて、ハイバネーション装置を利用して少年視点でも生存している

・ココ編のゴールは、少年視点でヒンメルの扉を開けてココを目覚めさせること

・ライプリヒ製薬の目的は、第三の目or四次元的視点を持つ存在を保有すること

 大体こんな感じ。

 田中優美聖【秋】香菜が田中優美聖【春】香菜のクローン説は割と強いと思っている。クローン法のくだりで少年視点→武視点にスイッチも入ったし、クローン技術が関わるのは間違いなさそう。
 あとはポッドが「ハイバネーション装置としても使える」と説明があったことから、これも使うと思う。少年編でのココがヒンメルで消えたり「会いに行けない、ここから出られない」と言っていたりと地縛霊じみているので自信がある。

 とはいえまだ分からないこと、矛盾が生じることはいくつかある。

田中優美聖【秋】香菜の親問題

 まずこれを考える上で、本編中で出ている情報をもう一度整理します。

田中優美聖【秋】香菜の父親は「田中陽一」、母親は「田中ゆきえ」
・田中陽一は34年前、田中ゆきえは17年前にTBによって死亡している
田中優美聖【秋】香菜は、「田中ゆきえ」を騙る者(以下「偽ゆきえ」)と同居している
・偽ゆきえは、田中優美聖【秋】香菜を出産した
・偽ゆきえは、ライプリヒ製薬に勤務する考古学者である

 本編で出た情報はこの通りで、これら全てに偽りはないと考えます。
 上記の考察ベースで推測すると、偽ゆきえは真ゆきえの受精卵を使って田中優美聖【秋】香菜を出産していると思われます。
 田中優美聖【秋】香菜の誕生後数年で死亡していることから、TBに侵された(侵される)ことを察した真ゆきえが偽ゆきえに受精卵を託した……みたいなストーリーかな。

 で、この場合課題になるのは田中陽一について。
 田中陽一の精子が残っていた件については問題ないとします。精子バンクに田中陽一の精子があって、真ゆきえがそれを使って受精卵を作ったのかも。

 ……と思ったけどそれだと真ゆきえの人間性に問題があるので、そもそも田中陽一と田中ゆきえの受精卵が34年前に作られたとする考えの方が自然かな。
 受精卵を作ってすぐに産まず保持した理由は、子どもを自分の後継者として考えていて、真ゆきえがTBに侵された(または侵されそうになった)ことで死が近付いたタイミングで偽ゆきえの子宮を使うことにしたのかも。

 でもって武視点―少年視点での時間軸が17年ずれている場合、偽ゆきえ=田中優美聖【春】香菜と考えてよさそう。
 偽ゆきえの外見的にも落ち着いた大人の女性くらいになっていること、田中優美聖【春】香菜は考古学を勉強する大学生だったことから考古学者の進路を取ることが自然であることが理由。いずれの視点の優も18歳くらい? で+17歳と考えると、田中優美聖【春】香菜が田中優美聖【秋】香菜の親をやるには少し若すぎるきらいもあるけど、年齢のギャップは有り得ないほどではないと思う。

 名前がほぼ一致する理由は不明。
 ただ、少年視点時点での田中優美聖【春】香菜がライプリヒ製薬に入社、つぐみについて何か知っている場合、つぐみに血縁等の関係性を伝えるために名前を似せたというのはあるかも。

・少年視点スタート時の武視点はどのエンディングを迎えているのか

 武視点でのエンディングは3つ。空・つぐみバッド、空グッド、つぐみグッド。
 それぞれの違いを整理するとこうなる。

・空・つぐみ編バッドエンド:優・つぐみ・ココ・少年・武・ピピ死亡、空消滅、

・空編グッド:優・つぐみ・ココ・少年生存、武死亡、空消滅、空の記憶ディスク水没、ピピ不明

・つぐみ編グッド:優・つぐみ・ココ・少年生存、武・ピピ死亡、空消滅、空の記憶ディスクなし?(ピピがくわえていたディスクが記憶ディスクかは不明)

 バッドエンド以外は生死がほぼ一致するので、空orつぐみグッドエンドだったとする説が有力で、エンディング後に情報が多く残る順につぐみ編グッド→空編グッド→バッドエンド。

 LeMUでの出来事が記録された空の記憶ディスクが残っている可能性があるのはつぐみ編のみ。ただしこれも、ピピがくわえていたディスクが空の記憶ディスクだった場合のみ。そして武が空の記憶をコピーしていない+空の記憶IBFではコピーできないと考えると、ヒンメル突入後にIBFから移動していない優・少年・ココにコピーはできないので、ピピがくわえていたディスクが空の記憶ディスクである可能性は低いと言える。ただ重要な何かだとは思います。

・主に少年視点でのつぐみの態度について

 武視点でのつぐみについては作中で語られた通り、クヴァレのキャリアになっていて人生に対して投げやり+生まれつきの毒舌ということで特に問題ない。修理技術がやけに高いけど、そういう人間として捉えても問題ない範囲。

 で、少年視点でのつぐみはやけに人を疑ってかかっている。
 沙羅以外の人間全員怪しいみたいな言い方をするので、武視点よりもライプリヒについての情報を多く持っている可能性がある。
 このことから、武視点のつぐみと少年視点のつぐみが同一人物、かつ記憶が保持されていると考えるのが自然。

 自然ではあるんだけど、多少の矛盾が生じる。

・武、優を見た時のつぐみに動揺がない

 名前も外見も一致する人間が現れたら同様する方が自然では?
 少年と同様、武視点での武は姿が見えないことから、少年視点の武≠武視点の武とする考えはあるけど、それでも名前が一致するのは事実。優については外見と名前の一致が確実。

・ヒンメルへ行く件についての動き出しが遅く、対応も悪い

 武視点と同じ5月6日の未明にならないとつぐみが空に詰め寄るイベントが発生しない。
 沙羅以外のメンバーを警戒していてすぐに動き出せなかったとする説はあるので、おかしいと言うほどおかしくはないかも。
 ただ、つぐみに武視点での記憶があるなら、5月6日に動き出すと武が死亡する→もっと早く動こう(または別の対応をしよう)と思うのは自然だと思う。たとえ動き出しが遅かったせいで武が死んだわけじゃないとしても。

・武視点の少年はなんなのか

 少年視点の少年≠武視点の少年なので、武視点の少年の情報が1ミリも増えていないことが発覚している。
 何なんだ?????

 私の予想や考察は外れがちなのでほぼ全部当たっている可能性はあるけど、優の親まわり+ココがハイバネーション装置に入っている件については自信がある!! 続きが楽しみですね。