るーむ私記

プライベーーートなブログです

【アキアカ】アルティアさんと世界に思いを馳せる

アーキタイプ・アーカディア プレイ日記です。
Ⅷ-3 目指すのは
バッドエンド19


 前の日記からそんなに進んでないけど、アキアカについては設定が多い+(私の都合で)1回あたりのプレイ時間が短く、細切れに進めているので細部を忘れがち というわけである程度情報が増えたら整理がてら書いてみようかな。

 今は前の記事から内容が進んでいます。
・ルスト救出
・バッドエンド19の回収(ハイバネーション装置に入れない)
・アルティアさんの過去、出身惑星の出来事
・今後のこと

 この辺が大きいトピックかな。

・ルスト救出

 オリーブさんとコロネちゃんを完全に戦力外と見ていたので、この二人がキーになってびっくりしちゃった。
 成長の種は既に蒔かれていたし、今後コロネちゃんが生存するハッピーエンドを迎えるならコロネちゃんの成長は必須とも思えるので妥当っちゃ妥当。

 正直なところルスト救出に乗り出すコロネちゃん、これまでの人生で培ってきたものをそんなすぐ放り出すか!? とは思った。
 ただ、逆にコロネちゃんは幼稚だから一過性の感情で放り出せちゃう、とも考えられますね。たぶんそういうの関係なくルストと関わったことによる好ましい変化として捉えて良いんだろうけども。
 ただ「ルストを見捨てるのは可愛いコロネちゃんじゃない」の方向で考えが変わったのはかなり良かった。可愛さを不要とするのでなく、可愛さの再定義によって行動が変わるのは好き。

 救出後、人前に本性を出しちゃったコロネちゃんが「そんなところもカッコいい!」みたいな感じでちやほや→「はは、悪くねーってことか」みたいな感じでシレっと仲間に戻る……みたいなのだったら嫌だな~と思っていたけど、そういうことは無かったので良かった。
 コロネちゃん(翔太)がこれまでの人生で学んだ「可愛くしないといけない・ネカマだとバレたらマズい」は真で、だから今回コロネちゃんが性格が悪くなったのを見て引いた人もいるのは良い。アキアカ世界も別にお行儀のよい人たちだけじゃないのが好き。
 今のところ部外者・モブの反応はルスト説得中しか見えていないので、今後どっちになる(コロネちゃん可愛くないで叩かれるorカッコいいコロネちゃん可愛いでちやほやされる)かは分からないけど、今のところの描写は満足度が高い。

・バッドエンド19の回収(ハイバネーション装置に入れない)

 選択肢久々な気がする~! そういえば神々の使徒戦は選択肢ゼロだったんですね。

 ハッピーエンド後にバッドエンド回収するのはあまり好きじゃなく、バッドエンドを先に見ておきたかったのでバッドエンドっぽい「装置に入れない」を先に選びました。

 案の定バッドエンドで、どうバッドになるかもイメージ通り。
 作中でも何度も語られていた通り、ゲームクリア=破滅はもうしょうがないんだな。本作の感情や気合でどうにかなるタイプの物事は、ルストに出来ないことは不可能なものとして捉えてよさそう。

 バッドエンドはあと1個、あとはスチルありっぽいエンディングが6個。もう本当に最終盤ですね。
 この最後のバッドエンドはGMまわりの何かかなー。楽しみ。

・アルティアさんの過去、出身惑星の出来事

 ア!?!? そういえばルストってモンスター化した時にアルティアさんの過去見てるジャン!!!
 過去に何度もそういう描写があったのに完全に忘れてた……てことは、モンスター化できるレベルで共感率を上げられる、自分が共感しやすい記憶でさえあれば他人の過去を覗き見できるのか。
 まあ覗き見できる時点でモンスター化してる&解除はごく少ない例外(ルスト)を除いて不可能なので、そこまでして他人の過去を見る意味はないですが……。

 というのはともかく、世界観の解き明かしがあって満足度が高い。
 ここから更に情報が増えたり変わったりする可能性はあるけど、とりあえず今のところ私が理解した内容をメモっておきます。

●アルティアさんの生まれた世界(以下「アルティア世界」)の概要と出来事
 ・神(集合的無意識)を信仰している
 ・「虚無への憧れ」(娯楽や無駄と判断されるもの)を持たない
 ・ある日、神(集合的無意識)が不在となる
 ・神の蘇生を目指す争いが起こり、「殺人の禁止」「肉体の融合の禁止」が発布
 ・それはそうと肉体の融合に活路が見いだされる
  →しかし、「殺人の禁止」に抵触するため、人体実験はNG
  →そのため、他惑星に別種の生命体を作りだし、彼らで実験することにした※めんどくさいのでこの一連をここでは「アキアカ実験」と呼びます
   →この「他惑星の別種の生命体」は地球とホモサピエンスを含む

――アルティアさん誕生――

 ・アルティアは「虚無への憧れ」を持った状態で生まれてきた
 ・他惑星の探索は前述のアキアカ実験の前段活動と思われる
 ・アルティア、自分が異常であることに気付いて感情を封じる
 ・アルティア、優秀さからGMに選ばれる
  →この時点でアルティアの肉体は放棄されている

●地球(を含むアキアカ実験の対象惑星)について
 ・アルティア世界の人間によって作られた
  
 ・少なくともフルダイブ型のツールが現地生物によって作られるまで待つ
 ・その後、アルティア世界の人間によってアキアカがサービス開始

 ・原罪病は、集合的無意識への介入によって起こっている
 ・地球以前のアキアカ実験の対象惑星はゲームクリアにより滅亡している

~~~~~

 世界観的にはだいぶクリアで分かりやすい。
 ウォーターフェニックスの過去作(一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう・最悪なる災厄人間に捧ぐ)では「神」的存在の在り方が曖昧だったけど、今回は分かりやすいですね。地球等のアキアカ実験の対象世界にとっての実質的な神はアルティア世界で、アルティア世界における神は集合的無意識

 枝葉の部分で気になることはあるものの、本筋で明かされないor明かされても重要情報ではなさそう。一応今のところ分からないことと、自分なりの考えを以下にまとめます。

Q1:ある日、アルティア世界における神(集合的無意識)を感じられなくなったのはなぜ?
 →集合的無意識のことよくわかんないからなんでだろ…って思った。人口が増えても集合的無意識は共通のものとして在るはずなので謎。
 地球の言葉で言うなら集合的無意識ユングの提唱したもので、アルティア世界で反ユング的な思想家が登場・集合的無意識非実在が証明されたとか……? 今のところはこれが一番近いけど、ちょっとまだピンとこない。
 あと、神が不在になった後の実験で天罰的に死者が出たそうなので、集合的無意識を司る神がマジでいる可能性はある。

Q2:アルティア世界は地球等の発展にどのくらい介入したのか
 →どのくらいでも別に作品的に問題はないっすね。なので作中では明かされないと思う。プランクトン等がいるところの発展を手助けしたのか、それとも無の惑星に生命そのものを植えたのか、とかはちょっと気になる。

Q3:原罪病よくわかんなかった…
 →説明されたっぽい感じが出てたけどよくわかんなかったです……。
 疑問に思っているのは2点。

Q3-1:集合的無意識のコントロールでなんで原罪病が発生するの?
 →プレイ中は全然わかんね~~~になってたけど、分からなさについて考えたらちょっと分かったかも……私の考えを述べます。
 まず、アキアカは記憶カードを使うゲームで、ゲーム設計上、バトル(奪い合い、勝敗、相手の破壊)がメインコンテンツになっている。
 これはゲームとしてもそうだし、アルティア世界の目的(集合的無意識の統一)にも適っている。
 ゲームクリアのためには戦うのが一番の近道になる。なので、神のかけらを持つ者はある程度好戦的だったり暴力性を持っている人がなりやすい。
 神のかけらを持つと光の玉(=集合的無意識)からメッセージを放出できる。光の玉は記憶カードの内容に依存したメッセージを放つ。
 光の玉の発するメッセージが集合的無意識として現実の人間に作用した結果、原罪病が発生する……というのが理解。

 だけど、これで原罪病起こるのか?? というのが私の疑問です。

 光の玉が発するメッセージは記憶カード依存なので、神のかけらの所有者であっても光の玉が発するメッセージの完全なコントロールはできない。
 となると、惑星によって原罪病の症状は異なると考えていい? ってこと??
 もちろんゲーム的に戦闘ができる記憶カードの持ち主が有利なので、暴力的な集合的無意識になりやすい傾向はあるんだろうけど、モンスター時のコロネちゃんが神のかけらを持っていた事例もあるし絶対ではない。
 作中の登場人物はGM以外は地球人なので原罪病=ルストの世界で起こる原罪病でいいんだけど、他世界では違う症状が原罪病とされていた可能性もあるよね、って思った。

 原罪病の発生メカニズム自体は何となくわかったと思う。この疑問は一応解決。

Q3-2:原罪病は意図された仕様なの?
 →本筋には関係ない疑問。

 アルティア世界の目的から考えると、その惑星の生命体すべてがアキアカにアクセスして、ゲームクリアによる集合的無意識の統一を図ることは必要。
 なので原罪病で惑星をメチャクチャにして、アキアカに逃避させるのは理に適っている。道徳・倫理の面での問題はあるけど、アルティア世界の人々は虚無への憧れを持つ人類を同種と認めていないのでそれもクリアされている。

 別にどっちでも本編の見方は同じだけど、もしこれが本編で明かされ・ルストが知ることになれば、アルティア世界の人々は明確にルストの敵となると思う。

・今後のこと

 今はGMとのゲーム中にローザがけしかけてきた人々の対処をしている最中。
 明らかにゲーム中にGMの態度が軟化したので、ローザとGMの問題はほぼ同時に解決するとみてよさそう。

 作中でドムさんが割といいバランスで物語を整理してくれるので助かる。シビアな人だけど、シビアだからこそ情報の客観性が信用できる。
 そんなドムさんが言ってくれた通り、今の問題は

・ローザ及びローザに感化された人々をなんとかする
GMをなんとかする
・モンスター化したアレグロをなんとかする
・ゲームクリアをなんとかする

 こんな感じかな。
 解決すべき問題、質量は全部極大だけど問題の数は減ってきたのでいいですね。解決はローザ&GM→ゲームクリア→アレグロ の順番だろうか。