アイドルマスターシャイニーカラーズ プレイ日記です。
・イベント「好きの満ち欠け」
・イベント「not enough」

イベント「好きの満ち欠け」

バイ・スパイラルに続いて大崎姉妹が出るので大忙しですね。
オープニングで甜花ちゃんが良い点を取る→甘奈が「帰ったらお勉強」と言うあたりで、良い点に関する見解の相違が起こっており、この辺での感覚の違いを書く話か?と思った。
結論から言うと感覚の違いについては書かれていたけど、私がイメージしていた感覚の違いについての話はなかった。もっと甜花・甘奈が対立する、苛烈な(薄桃色にこんがらがってみたいな)
話をちょっと期待してしまっていたのでそこは寂しく思った。

感謝祭みたいだな〜と思った通り感謝祭の話があってウケた。そうですね。

ここはG.R.A.D.だったり、「甘奈のこと、ちゃんと見ててね!」があったりと、コレまでの総決算感が強い。
アルストロメリアに思い入れがそんなにないので総決算されたところで特に感情は動かなかった。これは私の欠損の問題な気がしますね。

とはいえプロデューサーが折に触れて言う「アイドルにしてしまった責任」の話が出てきたのは嬉しい。
愛依ちゃんのpSSR【うちと幸せ】の感想でも似たような話をした気がするんですが、アイドルマスターのキャラクターである以上アイドルになるしかないのだけど、彼女たちに真に人格を認めるなら「アイドルにならなかった彼女たち」への目配せもあった方が断然良いので、そういう意味では良かったです。
アルストロメリアは千雪さん・甜花ちゃんがメンタル強者なので、悩みベースで物語を進めようとすると甘奈が主軸になりやすい気がする。
イベント「not enough」

とても好き。
まず私は美琴さんに対して、世界滅亡が決定した世界で踊ってほし〜〜できれば渋谷のスクランブル交差点のど真ん中(人口が激減した結果として車は通らない)で踊ってほし〜〜と思っていたので、脚本の内容が非常に好み。
順当に関係性が発展する話なので一定のカタルシスは保証されており、今回の報酬sSRイラストからもそれは何となく分かっていたので、冒頭で「レンジを使うので簡単です!」「電子レンジって便利なんだね」みたいなズレににちかの表情が曇ってもニコニコしていられる。

あとこの手の演出家めっちゃいるよな〜〜と思ってウケた。演出家以外の職業でも、この【【【自明】】】感を出して言葉を打ち切る人間はどこにでもいて、ヘイトを溜める人もいそうだけど私はこの手の人間が好きです。いや嫌いかも。
今日は無理だと見切った後の「お疲れ様で【ございました】」の言い方も本当にそれ。別にいいんだけど若い子にそれやると萎縮するからやめたほうがいいよ(この手の人間は、この程度で萎縮するなという意見なのでこの助言は無意味に終わる)。
作り置きのおでんと筑前煮をチンして食べるの、にちかが見せたいにちか像と比べて遥かにイケてなさすぎて良かった。
しかし作り置きでおでんと筑前煮が同時発生することあるか? しかも二人暮らしの家で??

マーレイ・リリアの雰囲気はモロにSHHisの二人ですね。
永く生きたせいで不老不死(だよね?)の自分がどうしてそうなのかも分からなくなっているマーレイと、アイドルを頑張りすぎてそれ以外の人生が希薄な美琴さん/短命でワガママがなんでも通るから空虚なリリアと、八雲なみを指向して真似るけど自信がないから空虚なにちか。
かなり分かりやすく、分かりやすすぎる配役の劇中劇ってそんなに好きじゃないんだけど、今回は最期まで踊る設定が好き過ぎるのでOKです。

美琴さんの家に調理器具がないのは完全理解……HAPPYです。
というかオープニングでの物言いからして電子レンジも持ってないのか。確かに美琴さんって物を温めて食べるイメージがない。温めなくても食べられるものばっか食べてそうじゃないですか? 美琴さんがセブンのブリトーとか食べてたらちょっと面白くなっちゃうかもな。

そういえばにちかも美琴さんも家族に対して一定の冷たさがあるんだけど、ベクトルがだいぶ違うんだなと思いました。
にちかの冷たさは甘えから来るもので、美琴さんの冷たさは無関心さみたいなものから来ている気がする。ちゃんと考えるにはGRAD読み返したほうがいいんだけど、美琴さんにとっての実家って自分の居場所じゃない・居場所にしたくもない場所だから、「特に利害のない知人」くらいの温度感なんだろうなと思いました。

ウワ!! と思っちゃうけど、これはにちかが悪い。
完成した脚本が手元にあって、全部読んでいるはずなのにリリアの空虚さに気付いていないのは読解力が低すぎないか。

筑前煮!!!! にちか家での筑前煮挑戦記はサポートカードでのお楽しみかな。
できないことができるようになった・にちかに会うために七草家に押しかける美琴さんがシンプルイズ激萌えで好き。
エピローグでも、美琴さんが浅倉透みたいな認められ方をしていて良かった。

釣り合う釣り合わないとか、分かり合えるかどうかは関係なく、一緒にいたいだけ……で終わるのは綺麗で好きです。
ここまで不協和音まみれだったSHHisが一旦の落ち着きを見せたので良かったねえ……と思いました。
ただ、落ち着いてしまうとこれまで持っていたSHHisの旨味が薄れることにもなるので、今後どうするのかは気になる。これからも楽しみにしていたいと思います。