【商人放浪記 あきんどの成り上がり道】妙にグラフィックが凝っているうえミニゲーム群が大充実
商人放浪記 -あきんどの成り上がり道-プレイ日記です
Lv14 インプレッション
「商人」と書いて「あきんど」と読むそうです。広告で見たことある方は多そうですね。
主人公(男性)は、ある女性と結婚をしたがっているんだけど、女性の親に反対されて商人として成り上がる…というストーリー。
チュートリアル序盤で女性とは無事結婚できるようになり、それ以降は特に物語はなくなる感じ。チュートリアルにだけ物語があるのはパズルゲームっぽさがありますね。
主人公の性別が固定&容姿がいくつかのイラストから選べるのは珍しいかも。
称号的なものも「都道府県名+現ランク」の表記になっていて、凝っているともいないとも言える絶妙な感じ。
●ユーザー層
全体チャットでは「宴(※他ユーザーの参加が必須のイベントみたいなもの)参加お願いします」「商会メンバー募集中です」が飛び交ってまあまあ活発。
商会というのは本作におけるギルドで、ユーザーが独自に商会を示す絵文字を決めて、商会に所属するユーザーは名前にその絵文字を加える…みたいな文化があるらしい。私は疎いけど、YouTuberとかの推しマークみたいなことだろうか。
本作はメインストーリーはほぼなく、物語を持つキャラクターはいない。
主人公のほかにいるキャラクターはこんな感じ。
・妻:女性で固定。ゲーム進行によって増えていく。奉仕によって子どもが作れる
・子ども:性別はどちらもあり、双子が産まれることもある。ゲーム進行によって増え、一定の成長度を満たすと婚姻or生涯独身という形でプレイヤーの手を離れる。
・家来:男性で固定。ゲームの進行によって増えていく。
おそらく一番存在感が強いのは家来なので、男性キャラクターがメインのゲームとは言える。
ただ家来は外見の個性が強めで、乱暴な言い方をするとイケメン系は少ない。妻は美人揃いなので、どちらかといえば男性プレイヤーを意識した作りだと感じる。それなのに女性ユーザー多めっぽいのはなんか意外。
●とにかく要素が多い
本作の一番の特徴はこれかも。
とにかくやることが多く、簡単に「これをやるゲーム」と説明するのがとにかく難しい。頑張ってやってみるので、ぜひこのゲームの果てしなさを思い知ってください。
おそらくメインコンテンツは街の発展なんだけど、そのほかにも
・美女と結婚し、奉仕を受けて産まれた子どもを育てる
・家来に珍獣をつけ、珍獣と家来を育成することで売上を上げる
・各店舗の拡張と家来配置によって、店舗の売上を上げる
・各店舗の固有イベントをこなしてアイテムを得る
・転居で新居を得る
・歴遊でアイテムを得る
・商戦で他ユーザーと対戦し、ポイントを得る
・商会で建築や値切りをし、商会ポイントを得る
…………キリがないのでこのへんでやめておきますが、できることはもっとある。
そして面白いのが、プレイの味わいがひとつじゃないこと。
たとえば漢方屋の左側にあるフキダシをタップすると、以下の画面に遷移する。
ここに出ているフキダシを更にタップすると、さまざまなミニゲームに行ける。
ミニゲームの内容は簡単に言うと「一筆書きで全部のアイテムを取る」「ピンを抜いて敵を倒す」「グラスの中身を一色にする」「落ちてくる棒を使って道を作ってあげる」など、種類は多様。
更に3マッチパズルの対戦もある。リアルタイム対戦で動作がやや不安定ながらも、同じ盤面を対戦相手と共有するシステムなので考えることが結構多かったりスキルカードも多様+スキル発動時のアニメーションが可愛い上ここでしか見れないのもあり、かなり楽しい。
しかもこれらのミニゲームはプレイに必要なゲーム内コストがなく、時間さえあれば何度でも繰り返し遊べる。
雑な言い方をすると「簡単なスマホゲーと言われてイメージするゲーム」が本作一本でほぼ全部できる。
もちろん全てサブ要素なので操作感やバラエティ、グラフィックなどに物足りなさを感じることはあると思いますが、なんとなくゲームをしたい…という需要には完璧に答えている。
しかも時間回復が必要な要素(美女による奉仕・跡継ぎの育成・歴遊など)の時間回復もやけに早いので、時間回復待ちの間にミニゲームをやり続ける無限ループも可能。
ゲーム一本で「質より量」を体現しているかのような作品。
大手有名作品のようなクオリティは望めないながらも、中華的な雰囲気とミニゲームの多様さは抜群なので、その辺が気に入るなら遊んでみても良さそう。